緒方拳さんが「監督の眼」とおっしゃるので,今宵の聖書の言葉は,「眼」,ὀϕθαλμός,オフサルモスです。
「目」,「眼」は,聖書の中にはたくさん出てきます。
『新約聖書』の最初のイエス・キリスト物語「マタイによる福音書」にも50回以上も出てきます。第六章のところは,割と多くの人が知っている件かもしれませんね。
「20あなた方のために宝を天につめ。そこではしみも虫も損なわず、盗人が入り込んで取らない。21あなたの宝のあるそのところにあなたの心もある。22体の光は目である。あなたの目が澄んでいれば全身が明るい。23あなたの目が暗ければ全身が暗い。あなたの内の光が暗ければ、その暗さはどれほどであろう。」
この言葉からも分かる通り,この「目」は,「こころの目」,心眼だと分かりますね。そして,その「目」は「内の光」でもある。
この場合,「監督の眼」とは,「神の眼」ということですね。神は眼には見えません。しかし,その「神の眼」に見られている自分を意識していることが,「神の眼」と≪共に見る≫ことになるのだ,ということですね。
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