エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉:眼と≪共に見る≫

2017-03-18 03:23:50 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
祈りと言葉の力
    自然と最深欲求  自然の中を冒険することには、きっと深い意味があるに違いない。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から......
 

 

 緒方拳さんが「監督の眼」とおっしゃるので,今宵の聖書の言葉は,「眼」,ὀϕθαλμός,オフサルモスです。

「目」,「眼」は,聖書の中にはたくさん出てきます。

 『新約聖書』の最初のイエス・キリスト物語「マタイによる福音書」にも50回以上も出てきます。第六章のところは,割と多くの人が知っている件かもしれませんね。

20あなた方のために宝を天につめ。そこではしみも虫も損なわず、盗人が入り込んで取らない。21あなたの宝のあるそのところにあなたの心もある。22体の光はである。あなたのが澄んでいれば全身が明るい。23あなたのが暗ければ全身が暗い。あなたの内の光が暗ければ、その暗さはどれほどであろう。」

 この言葉からも分かる通り,この「目」は,「こころの目」,心眼だと分かりますね。そして,その「目」は「内の光」でもある。

 この場合,「監督の眼」とは,「神の眼」ということですね。神は眼には見えません。しかし,その「神の眼」に見られている自分を意識していることが,「神の眼」と≪共に見る≫ことになるのだ,ということですね。

 

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