発達の飛び級はない!世の中を守ることが大人の務めだと言います。それはヒンドゥーの教えとも重なるらしい。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、......
発達トラウマ障害(DTD)の子どもにとって、持っても大事なことは、the truth 「真実」、「本当のこと」です。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.355の、第3パラグラフから。
そのような状況で、最初にすべきことは、「この子は不安なんだ」と認めることです。その次にすべきなのは、担任はその子を落ち着かせることでしょう。その次は、子どもが何で不安を感じるのか、その原因を探ることと、その不安を解消するためにどうすればいいのか、その解消法を話し合うことです。たとえば、1年生が怒り狂って、担任をぶん殴り、いろんなものを周りの人に投げつける時には、私どもはその担任に、「ここまでやってはいけない」という境界線をハッキリさせるのが良いですよ、と申し上げます。しかも、次のように言ってもらいます、「毛布を体に巻きつけたら、落ち着くかもね」と。(この子は、「嫌だ」と喚くでしょう。でもね、毛布に包まれれば、落ち着きます)。見通しを持てることと予想がハッキリさせることは、一番大事なんです。大人の態度が一貫していることもなくてはなりません。無茶苦茶な人生を送らざるを得なかった子ども達は、人が上手に協力できるのかが全く分かりませんから、大人が一貫した態度を取らない場合は、一層混乱を助長するだけのことになります。発達トラウマ障害(DTD)に敏感な教員は、親を呼んでも、「お宅のお子さんは手に負えません」なんて言っても、その子はまた打たれて、さらにトラウマをひどくするだけだ、と先刻承知です。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもには、感性の日頃から磨いて、感じる力の鋭い人が担任するのが良いわけです。発達トラウマ障害(DTD)に敏感な教員が望まれます。管理職の意向にばかり敏感な教員が、一番使えない担任です。
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