さあ今日から、エリクソンはどうしようかしらね。ルターに戻ろうかな? それとも、また浮気しちゃおうかな?
今日のフロムに「黄金律」が出てきましたでしょ? エリクソンにも『気づきとやり取りの責任』(Insight and Responsibility)の第六章に「新しき気づきの輝きに照らされた黄金律」と題する、非常に重要な論文があります。今回は「これで生きましょう」という訳ですね。
p219の冒頭の導入部。
中心的な倫理に関して入り込むことなしには、新たな気付きによって与えられた責任について、人は長い間、考えることができません。私がその責任について考える勇気を初めて与えられたのは、ハーバード大学医学部で、医療倫理に関するジョージ・W・ゲイ講演を頼まれた時でしたね。その時発表されたテーマは、デリー大学のためになされたこれに続く講演や最終講義においてや、1963年1月、ニューデリーのインド国際センターで、繰り返され、また、詳しく論じられました。
人が人とやり取りするためには、その人の強さ、ないしは、倫理的態度が必要です。その最大なものが、アンパンマンの精神、正しいことは自分が損をしてもやる、ということです。
正しいことでも、自分が損をしないでやるものもあります。それはたいてい偽物です。
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