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Identity and the life cycle 『神様と一心同体になること と 神様の命が一巡すること』 p.61の,第3パラグラフの6行目途中から。
2つの目は,発達する中で,初めは,様々な印象を受け入れる受け身のシステムの一部でしたが,ぼんやりした背景の中で,いろんな相手に,焦点を定め,着目し,「つかみ取る」ことや追いかけることができるようになります。ものを聞く器官の耳も,同じように,大事ないろんな音を聞き分け,音の場所を定め,音がする場が変わっても分かるようになります(頭を上げたり,頭を振り返ったりしますし,上半身を持ち上げたり,上半身ごと振り返ったりします)。
子育ては,一歳半までが勝負。
ですから,一歳半までの赤ちゃんには,お母さんが心から歓んで共に居る,ということが最高のプレゼントです。
一歳前後の赤ちゃんは,目も耳も,受け身だったのが,エリクソンの言うように,能動的につかみ取り,分かるようになります。そうすると,その赤ちゃんの能動的な目や耳に,お母さんはビッタリ合わせるためには,お母さんは,赤ちゃん以上に能動的に,しかも,赤ちゃんの能動性に合わせて受け身になるという,非常に矛盾する立場,心のゆとりが求められる課題を受け持つことになります。
しかし,今朝も,そもそも,今のニッポンみたいに,そのお母さんが赤ちゃんと心から歓んで共に居ることがほとんどない社会のことを想像してみてくださいね。
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