エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

信頼

2016-09-07 00:56:57 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
夢中とその価値へ
    ≪本当の自分≫を生かして、圧倒的な悦びを味わいながら、毎日生きたいもんですね。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版......
 

 今朝も、岩手県大船渡市で、山浦医院をやっている山浦玄嗣(はるつぐ)さんの言葉から。『イエスの言葉 ケセン語訳』から5日目。

 

 

 

 

 

 

 ピスティスは信仰と訳すよりは、このことばのもともとの意味の立ち返って「信頼」と訳したほうがいい。…

 おさな子が母親の胸にあまえるような、おだやかで、安らかで、温かい情愛に満ちた気分が満ちあふれています。 これはケセン語のみならず、日本語共通としても言えることでしょう。イエスがいいたかったことは、この「やすらかで、安心に満ちた、身も心もゆだねる心、信頼」なのだと私は思います。

 

 

 

 

 

 ピスティス πίστιςは、faith 信仰とするのは誤訳で、trust 信頼と訳すべきだ、といったのが、ユング Jung, C.G.でしたね。私はドイツ語は読めませんから、英語版の著作集で読んで、「やっぱり」と思いました。

 エリクソン Erikson, E.H,が赤ちゃんの時の危機を、根源的信頼感 a sense of trustと、根源的不信感 a sense of mistrust の間の危機だ、と言ったことも、今日、山浦玄嗣(はるつぐ)さんやユングが言ったことと重なりますでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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