発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。仕事や研究で、赤ちゃんの相手をしないネグレクトがある場合、リズム感がないらしい。リズム感がないことが、赤ちゃんの頃のネグレクトのサインになるかもね。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.145に第2パラグラフから。
はじめからずって、教室がコナーの不満の種でしたし、母親のジェーンもこれにはガッカリでした。この時点で、私どもはコナーの治療をして9ヶ月でした。コナーが癇癪を起す頻度は減ってきたのですが、とある日、学校でコナーはひどい癇癪を起しました。学校の教職員達はジェーンの職場に電話を掛けて、「すぐにコナーを連れ帰ってください」と言います。週に何度もかかって来るジェーンの、お決まりの、喚き散らした電話に慣れっこでしたが、この件でジェーンの絶望が新たな段階に入ってしまいました。ジェーンは、「これじゃあ、コナーのセラピーは失敗だ」と思った訳です。ですから、私は、あらん限りの説得力でもって、「今やっているセラピーを続けてもらいたい」と言いました。ジェーンは、何人もの優秀なセラピスト、精神科医、心理学者を渡り歩いて来てますから、私どもがやっている治療が、以前の治療みたいに、はた目には、見えませんでした。ジェーンも、発達トラウマ障害(DTD)にもがき苦しんでいる子どもたちの、たくさんな親と同様、「正しい」薬を見つけて、コナーに年相応のことができるようにしてほしい、と私どもに求めたわけです。
ヴァン・デ・コーク教授がさっき(のブログの中で)言ってたことと同じでしょ。良い関係が出来ても、症状が改善しないと、セラピーは続かない。親は「効く薬を出して、子どもが困ったことをしなくなればいい、くらいにしか思っていないのです。困った行動や症状が続けば、セラピーをさせなくなりますよね。
ですから、良い関係を創り出すだけじゃあなくて、実際に症状を軽減する努力をして行くことが大事でしょう。
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