発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.166,ブランクから。
DSM-5 : 「診断」のごった煮そのもの
DSM-5が2013年5月に出た時に,945ページに,およそ300の診断名が載っていました。DSM-5は,診断のごった煮だけを出すお店でしたね。赤ちゃんの頃からの発達トラウマと関係するいろんな問題にはいろんなレッテルを貼ってくれました。「大事にされなかったことから起る情緒障害」,「自殺ではない自傷」,「間歇性激怒障害」,「対人関係がうまく出来ない障害」,「大事にされずに来たことから生じる,衝動をコントロール出来ない障害」などという新しい診断名も,そのレッテルの1つでしたね。
これでは,症状別に診断しただけで,病気を統一的に理解して,治療する,と言う診断の本義が忘れられてしまっています。
DSM-5は,診断は患者の利益と福祉のために,ということを忘れちまった連中が,デッチアゲたものです。
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