愛着障害のカウンセリング その4 オーブンマインドなセラピスト当事者研究 さっきのETV特集で「生きづらさに向き合って ~ある精神科クリニックの挑戦~」が放送されました。ご覧になりましたか? もしそうでなけ......
文部科学省のHP(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/09/04/1361407_2_4.pdf)によれば、アクティヴ・ラーニングとは、「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」と言いますね。これは、「一見良さそう、実は最悪」の典型だと私は考えます。
実際は、今やっている「一斉授業」を止めて、クラスを小グループに分けて、グルーブ学習してもらうものです。「アクティヴ・ラーニング」と名前は新しいのですが、従来からやっているグルーブ学習を言い換えたものにすぎません。何の変哲もないことを、新しい商品名で売り出そう、と言う「偽装」の臭いプンプン😠。
いま、日本全国、一斉授業に乗れない子どもが多すぎる。文科省も、そのことを知っているし、一斉授業をこのまま続けられないことは解る。なんせ、二項関係が出来てない発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子どもだらけだから、三項関係の一斉授業ができるはずがない。
じゃぁ、それをグループ学習(アクティヴ・ラーニング)にすれば、解決するのか?
グルーブ学習も、三項関係の中で学ぶことは、一斉授業と全く同じ。むしろ、大人の関わりが希薄になりますから、一斉授業よりも、発達トラウマ障害(DTD)の子どもにとって、不適切です。なぜなら、発達トラウマ障害(DTD)の子どもひとりびとりは、継続的で、計画的な、約束に忠実な大人からの関わりが、何よりも必要だからです。
グループ学習(アクティヴ・ラーニング)の特色は、一斉授業では、一斉授業に参加しない子どもが目立つけれども、グルーブ学習(アクティヴ・ラーニング)では、学習から外れている子どもが、目立たない、と言うことです。
看板・名前とは、裏腹に、アクティヴ・ラーニングと言う名のグルーブ学習は、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達を見捨てることを、組織的に、計画的に、実施しようとする、最悪の計画(学習指導要領)です。
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