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Identity and the life cycle 『神様と一心同体になること と 神様の命が一巡すること』 p.61の,第3パラグラフから。
「2つ目の口」の舞台の間に,自分から行動を始めることを心から歓ぶ歓びや,直に受け容れることを心から歓ぶ歓びが成熟します。歯も生えて,歯で硬い物を噛んだり,物を噛み切ったり,噛み千切ったりすることも,心から歓ぶようになります。「自分から行動して受け容れる振る舞い方」が,他の様々な行動も特色づけるようになります(1つ目の受け容れる振る舞い方が他の様々な行動を特色づけたのと同じです)。
子育ては,一歳半までが勝負。
ですから,一歳半までの赤ちゃんには,お母さんが心から歓んで共に居る,ということが最高のプレゼントです。
でも,ニッポンでは,自分から行動することは歓迎されない場合が多い。「出る杭は打たれる」と言いますでしょ。小学校のクラス観察をしていますと,自分から行動を起こす子は,脱抑制タイプの発達トラウマ障害の子どもくらいで,注意引付行動の場合がほとんどです。自分から行動を起こして母親から心から歓ばれて,自分でも心から歓ぶようになっている子どもに出会うことが極めて稀にしかありませんから。
一歳前後に,赤ちゃんが自分から行動を起こして,直に受け入れることを心から歓んでくれる母親が近くにいることがほとんどないからです。
ニッポンの発達トラウマ障害は,虐待よりも,互いに相手をコントロールしようとして、互いに命をすり減らす,子どもの相手を誠実にすることを軽んじるホッタラカシの結果であることが,圧倒的多数派であることに,注意が必要です!
しかも,発達トラウマ障害がパンデミックである事実も隠ぺいされています。
カミュの『ペスト』に擬えて言えば,発達トラウマ障害は現代のペストです。
しかし,今朝も,そもそも,今のニッポンみたいに,そのお母さんが赤ちゃんと心から歓んで共に居ることがほとんどない社会のことを想像してみてくださいね。
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