エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子ども、子どもをぬくもりのある関係で育てることが、脳や免疫まで発達を左右する

2016-09-11 06:12:05 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
エリクソンの焦点
   新しい話し言葉で語られる、新たなヴィジョン、何よりもそれが必要な時代です。 Young Man Luther 『青年ルター』p.225の第3パラグラフから。......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども幼い時期に、温もりのある関係に恵まれることが、どれだけ大事か、強調しても強調しきれません。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.152の、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 でもね、おそらく、子どもがいかに育つかを決定する上で一番大事な要素は、子どもが育てられる対人関係の環境です。マリアとアランが拡大家族で暮らしていた時、親戚筋はマリアに制限を設けることができましたし、フランクは普通の幸せな子ども時代でした。レオンがネグレクトされたのは、マリアが手助けをしてくれる人たちが、マリアの子育てを助けてくれなくなった時でしたでしょ。コナーの場合は、両親はお金はあったけれども、子育てが分からずに困っていました。子育てについて分かってくれば、両親もコナーの課題がすぐに分かるようになりました。

 

 

 

 

 幼いころの子どもの育ち、脳や免疫までものすごく影響すること、など、小学校でも高校でも、教えてもらえないでしょ。児童精神科医も、大学教員も知らないんですからね。

 幼いころに温もりのある関わりかをすることが、子どもの脳や免疫までを左右することを教育がいかに大事か、分かりますね。

 

 

 

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