発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.166,最後のパラグラフから。
DSM-5が出る前も,『アメリカ精神医学研究』は,様々な診断名を試す様々のテストの結果も出しました。それは,DSMが,科学の世界で信頼性として知られていることを大きく損ねていることを示していましたね。信頼性があって初めて,みんなが「本当だね」,「何度やっても同じ結果が出るね」ということが可能になる訳でしょ。別の言葉で申し上げれば,DSMは,科学的な妥当性がないのです。おかしなことに,信頼性も妥当性もないのに,DSM-Ⅴの出版は差し控えます,ということになりません。それどころか,DSM-Ⅴは,前の診断システムよりも少しもマシになってない,ということは,皆さんご存知なんですね。アメリカ精神医学界(APA)が,DSM-Ⅳで,一億ドルを稼ぎ出して,しかも,DSM-Ⅴでも同様な稼ぎを当てにしているということが事実ならば,こんないい加減な,診断システムをこの世に送り出してもいいんでしょうか,いいはずないでしょ。
自分が住んでる小さな会社や業界よりも,人類の利益,弱くされた立場の人たちを大事にできる。ヴァン・デ・コーク教授がいかに本物かが解かる所ですね。
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