エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

劇的に発達したジャスティン

2016-06-26 02:09:49 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
プレゼントを渡す喜び
  受け身になるのは、赤ちゃんのやり方に戻ることですから、一種の退行です。 ここら辺は重要ポイントのオンパレードですから、ご注意あれかし。 Young Man Lu......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子どものセラピーには、すれっからしののビョーキのウソとゴマカシは禁忌で、何よりも大事なのが真実ですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.133の第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 半年後、ジャスティンは1人のフォスター里親さんのところに移されました。そのフォスター里親さんは、病院からものすごく遠くでした。ジャスティンの新たな臨床チームのもコンサルテーションをして差し上げていたのですが、私どもの治療グルーブが招き寄せたたくさんのケースの山の中で、ジャスティンとの接点を失ってしまいました。それでも、重度のネグレクトの子ども達を養子にしてくれた、他の家族のコンサルテーションをしている時に、ジャスティンのことが話題に上ることがよくありましたね。私どもは、ジャスティンのおかげで、重度のネグレクトの子ども達に対する心理査定と治療のの仕方を見直すことができました。重度のネグレクトの子ども達でも、以前でしたら夢にも思わなかっただろう以上に劇的な発達する子がいることを知っていますからね。

 

 

 

 

 

 ジャスティンのケースは幸いでしたね。真摯な治療のお陰で、劇的に発達することができたからです。

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