エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

自分を取り戻す方法 :≪感じ≫と≪話し言葉≫の一致から

2015-11-01 04:41:00 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
「不思議」の不思議
  科学も、非常にスピリチュアルな悦びを基にしていることが教えられましたよね。 p360の第2パラグラフ。   ...
 

 

 発達トラウマのある愛着障害は、感情や感覚を感じる時に良い思い(たとえば、温もり)をすることが極端に少ないので、怖いものになっちゃいます。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.210の 2節の第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 (感じることができない状態を)変えていくためには、あなた自身が自分を心の経験に開いていかなくっちゃね。最初の一歩は、自分の感覚に意識を集中させることです。いつものこととは反対に、いつまでも今ここで経験するトラウマや、身体が感じることは、束の間のことであって、身体の位置をちょっと変えたり、呼吸の仕方を変えたり、考え方を変えたりするだけで、すぐに変わるものだということに気付くことです。身体が感じていることに注意を払えるようになったら、次は、「不安を感じたら、胸がはちきれそうになります」などと、その感じに名前を付けてあげればいいんですね。

 

 

 

 

 

 自分を取り戻す最初の一歩は、身体が感じていることを注意を払うこと、その感じに向き合うことです。第2ステップは、その感じたことに対して名付けることです。すなわち、感じること≪感じ≫+名づけ≪話し言葉≫の一致ですね。

 

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