聖書に、「あなたの若い日に、あなたの創り主を覚えなさい」という言葉がありますけど、その意味が自ずから分かりますね。一生を賭けても惜しくない、と感じるものを見つけてね、というお祈り(=傾聴)です。
The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』p79の第2パラグラフ、下から6行目途中から。
今や、いろんな条件、いろんな状況、いろんなお付き合いが、一期一会になります。このようにして、本物の大人として、人や物事に対して、誠実にやり取りのある関わりをするケアは、後から「あれは無しにしてね」とは言えない選択をした相手を、あるいは、実際には、運命によって選択せざるを得なかった相手を、一生涯掛けて、心からの真実さで、やり取りのある関わりをしますという意味のケアに、相手と一緒に集中することでなくてはなりません。その時代の技術でできる範囲で、その相手を大事にするためです。
大人の責任とは、眼の前に相手と心からの誠実さでかかわること、これですね。エリクソンは、いまも、それを静かに私どもに教えてくれています。
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