中国から来た孤児のメーちゃん、感覚運動セラピーを6週間やったら、しゃべれるようになった、と言います。良かったですね。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.216の、第6パラグラフ、下から6行目から。
イン・メーちゃんが劇的に発達したおかげで、トラウマ・センターで感覚運動セラピーを始めようと私どもは考えるようになったんですね。トラウマ・センターでは、いまでは、通院治療でも、感覚運動セラピーをやっています。私どもは、感覚運動セラピーがトラウマを負わされている大人に効果があるかは、まだ十分に研究していませんが、私は、感覚統合の実習とダンスをセミナーで一緒にやるのが普通になっています。
感覚運動セラピーやダンスも、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもに効果があんですね。いろんな感覚、手触りの違ういろんなものに触れることも、感覚運動セラピーになりますね。私は、でも、そういうセラピーをしたことがありません。もっと原始的なことをしています。それは抱っこだったり、握手だったり、ハグであったり、おんぶだったりします。10年以上、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どものセラピーをしていて、一番重たいと感じる愛着障害の子どもには、抱っこをやってます。古典的ですが、その子も楽しんでくれている感じですね。
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