エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)向けのマッサージ・セラピーは、これだぁ!

2016-07-26 06:58:04 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
十字架のシンボルと天にも昇る悦び
  ルターは心の中に完全な方を見つけることから、救われることを強調した、と言います。 Young Man Luther 『青年ルター』p214の第2パラグラフ5行目途中......
 


 

   発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。甘えが全く足りません。マッサージという簡単な方法が、その甘えを提供するうってつけの方法になります。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.141の第3ラグラフから。

 

 

 

 

 

 コナーのママは、コナーがマッサージ・セラピーをしている時に、その場にとどまっていましたから、私どもはコナーのセラピーに、ママにも参加してもらうことにしました。もし、コナーがタッチされることをストレスに感じたら、ママにコナーをなだめて、コナーを楽にしてあげて下さいってお願いしました。それからまた、ママに、「コナーに対して大事に思う気持ちを身体で示す方法も学んで下さいね」、とお願いしました。それから、「赤ちゃんの時にコナーが手にすることが出来なかったハグや温もりのあるタッチをして挙げて下さい」とも申し上げました。このようなマッサージ・セラピーは、段階的に、計画的に、繰り返しでやりました。最初は、コナーの両手から初めて、腕のマッサージに進み、肩、胴体のマッサージとなります。私どもはコナーの苦悩を確かめるために、コナーの心拍をチェックします。コナーが自分の身体に触れることがコナーの心拍に変化をもたらさない時には、ママに、同じ用に繰り返し段階を踏んだマッサージを、コナーにして貰いました。最後には、ママがマッサージをやっても、コナーは不安になることはありませんでしたから、マッサージ・セラピストは、いつもの治療マッサージに戻しました。

 

 

 

 

 

 マッサージ・セラピーがどんなものか、分かりましたね。段階的、慎重さ、繰り返しの点で、その他の発達トラウマ障害(DTD)のセラピーと似ていますね。

 

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