発達トラウマ障害(DTD)の子ども。公衆衛生上でも、社会福祉の上でも、学校教育の上でも、最大の問題だ、と考えますが、ニッポンでは、まだ、発達トラウマ障害(DTD)の存在すら認識されていないのが、悲しき現状です。残念なことですが、今、ニッポンで、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達にやっているほとんど全部が、関わる大人が子どもっぽい人が多いことと相まって、発達トラウマ障害(DTD)をますます悪くする関わりだ、と言っても、少しも過言ではありません。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.352の第2パラグラフから。
私どもの社会が子ども達のニーズに真の意味で注目すれば、あらゆる家族に対する社会的な支援が、わが国の政策は保守的なままですけれども、徐々に望ましいものなっているばかりか、実行可能なものにもなることでしょう。もしも、アメリカの子ども達が全て、質の高いデイケアに繋がり、そこでは、親が仕事や学校に行く間、子ども達を安心して預けることができるとしたら、どんなでしょうか? もしも、子ども達が全て、質の高い保育士のいる保育所に行けて、そこでは、協力すること、自分のことは自分でやること、ガンマすること、自分がやることに集中することを学べることになったら(これは、試験に合格することに心を砕くこととは正反対。子ども達は、いろんなことを調べたいという、自分の好奇心や願いに従うことを許されて、絶望だとか、怖れだとか、過覚醒だとかによって、邪魔されることはありません)、わが国の学校教育はどうなるでしょう?
私も強く強く願います。多くの日本市民が、発達トラウマ障害(DTD)の子どもの存在を認めて、発達トラウマ障害(DTD)のニーズに真の意味で注目してくれたら…。
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