エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#歓んで自由に意志を示すこと vs #空気読め忖度

2018-05-19 07:52:54 | エリクソンの発達臨床心理

 
聖書の言葉: ワンダーフォーゲル
    人生が始まる時   心、ないしは、魂が生まれるところ  朝三本足、昼間二本足、夕方三本足、さて、なあに? The life cycle cpmp......
 

 発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~30,000(年収1,000万以上)

 

 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』   P.92,第3パラグラフ,最後から。

 

ですから,自分の意志を示すことなどが,一つ一つとっても嬉しい,ということが,人間の最大の関心事「歓んで自由に意志を示すこと」がひとりびとりに生まれる根源になりますね。「歓んで自由に意思を示すこと」は,日常生活を礼拝にする礼拝の中に,それを試す実験場を探して見つけ出すことになります。それは,赤ちゃんが自由に自分の言い分を言って良いと考えた判断と,お母さんが赤ちゃんの言い分を自由にして良いと許してくれた判断が,ピッタリ一致する実験です。

 

 

 1歳すぎの赤ちゃんが,心豊かな時間をお母さんと楽しんで,自由にできるいろんな境界線を遊ぶ遊びが,あまりできません。1歳過ぎたら,赤ちゃんは,だいたい保育所に預けられ,延長保育が使われて,それでも足りないから,おばあちゃんに頼まれたりしますし,保育所から帰ってきても,お母さんは,やれ,夕餉の支度やら,洗濯物の片づけやら,あれやこれやで,お母さんは,” お忙しい ” ですから,あかちゃんは,寝かしつけられ(「早く寝てくれないかしらね…」)ホッタラカシが普通です。日本ではごく日常的な風景ですから,これが「病んで脆い不毛な社会」ニッポンの現実だ,と認識するには,日常生活の忙しさには鈍らされない鋭い感性と,自由な時間が必要です。

 これでは,1歳過ぎの赤ちゃんは,日本ではこの実験ができません。ですから,「空気を読め」,忖度が,幅を利かせることとなって,ますます,日本人の自由を侵しているんです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #根源的信頼感 #2つを1つ... | トップ | #ホッタラカシ #幼い子ども... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿