エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

悪い良心、恐るべし

2015-06-04 07:14:51 | アイデンティティの根源

 

 ルターの回心は、断続的なものにも見えます。

 Young Man Luther 『青年ルター』p204の第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 特定の事件が、ルターの気持ちの中では、上記の深く落ち込んでいた時期と関連しているようにもみえます。この間にルターは自分が若死にするものだと見ていたみたい。報告されたエピソードが偏見を持って見られたのは、その事件が起きた場所のせいでした。ルターは、Secretus locus monachorum, hypocaustum あるいは、cloaca、すなわち、修道士の秘密の場所、サウナ室、それから、トイレのことに触れています。

 

 

 

 

 ルターは、悪い良心の故に、気持ちや意見やウンチを我慢する質でした。ですから、トイレが大事になります。悪い良心恐るべし。

 

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