エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

人生を決めるのは,2歳まで(正確には1歳半まで)

2017-02-24 06:08:20 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
「やったぁ」って感じ それとも、「出来ない」って感じ?
   夜明け前の悦びはね、忘れならない悦び  夜明け前に1人。すると、1人豊かな鳥の声が聞こえてきます。 The Sense of Wonder 『不思......
 

   発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.163の,第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 スローフもレジリエンスをかなり学んだんです。すなわち,辛いなぁと思うところから元気を取り戻すことです。スローフの研究協力者たちが,人生につきものの失望するような出来事と,いかに折り合いを付けるかを決める一番大事な予測因子は,生れて2歳になるまでの間のお母さんとやり取りする中で確かになる安心と安心を感じるレベルなんですね。スローフがコッソリ教えてくれたのは,大人になってからのレジリエンスつて,お母さんが自分の子どもが2歳の時に,なんてかわいいのかしら,といかに感じるか次第だね,ということでした。

 

 

 

 

 正確には,1歳半までが勝負だ,と言いますね。

 ソーシャル・レファレンス(人のふり見る社会的参照)という事実に気付いたエムディを紹介して,佐々木正美先生は教えてくれています。「非行や犯罪に走ってしまった少年少女たち・・・にはなにか共通点があるのか,それともないのか。…生後6ヶ月から1歳半までの育てられ方に,最も大きな共通点があったのです」。

 

 

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