エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#不甲斐ない私 は #墓場まで?

2024-11-02 10:17:02 | エリクソンの発達臨床心理
「発達トラウマ障害 Enpedia」 
情報操作が入りました。
それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。 
 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』 p.94の第2パラグラフから。


 毎日礼拝の第2の要素が,第1の要素と違うのは,快く進んでやる意志が自由であるほど,正しい選択ができる ということを強調する点です。赤ちゃんの時期の毎日礼拝は,何かを避けることは,親の責任でしたが,第2の毎日礼拝では,その子が「自分を見る」ように自分を躾なくてはなりません。この目当てのために,両親や目上の子ども等は,その子と,自分を見なかった場合その子がなる者を比べて,2つの対立する自己イメージを作ってしまいます。ですから,第2のステージに,「不甲斐ない私」の発生源がある訳です。


 エリクソンは,第2のステージが「〇歳~〇歳」と明確には示していませんが,おおよそ1歳後半と2歳のころです。この時期のことを「覚えている」と言える人は、ほとんどいませんでしょ。ですから,不甲斐ない私」の根っこを意識できる人は,少ないのが普通です。多くは,不甲斐ない私を意識もできず,したがって,受容もできず,墓場まで持っていく人がとても多い訳です。
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