発達トラウマ障害(DTD)の子どもは、演劇トラウマプログラムを受けることで、自分を取り戻し、行動と気持ちをコントロールする力育てることができます。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.344の最後のパラグラフから。
シェークスピアは、変革期に物を書いていた訳です。それは、伝承によるコミュニケーションから、書かれたものによるコミュニケーションへと、世界が動いていた時代です。当時はほとんどの人は自分のサインをする時に、✖(訳注:「名前も書けません」、文盲を意味する)を書いていたんです、この子ども達も、それぞれが変革の時期に直面していたんです。ほとんどの子どもが、自分の意見をハッキリと口にできませんでしたし、中には本が読めない子どもも、いたくらいです。もしも、この子ども等が四文字の卑猥な言葉に頼るのなら、それは、彼らが簡単にはへこたれないことを示すだけじゃぁなくて、自分は何者で、何を感じているのかを人に伝える言葉を他には1つも知らないから、ということも示すことのなるでしょ。この子らも、言葉の豊かさと力に気が付けば、腹の底から楽しめる場合が多いですね。
言葉って、素晴らしいですね。卑猥な言葉しか使わないのは、バカだからではありません。いろんな言葉を学んだり、その言葉と結びついた、素敵な体験をしたりするチャンスに恵まれなかっただけ、ということがほとんどでしょう。
かくして、言葉の豊かさとそれを裏付ける素敵な体験ができれば、「シェークスピアの刑」に処せられた青年は、驚くべき悦びを示します。ブルース・ペリー教授が関わったジャスティンみたいな笑顔を、この青年らも微笑んだことは間違いありません。
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