エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

その時 : 発達トラウマ障害(DTD)は一歳までの子育てに情愛がないから

2016-07-03 07:22:42 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
次世代を育てることが人間的な業
  世代を繋ぐ親子の関係なども、本能的な力であるのに、今の日本では、それさえ危うい時代です。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子どもコナーくんも、本来飲まなくていい無駄な薬を飲まされていたのです。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.135の第3パラグラフから

 

 

 

 

 

 コナー特有の症状と、自閉症や統合失調症の典型例と一致しないことを考えていたら、赤ちゃんの頃の虐待されたり、ネグレクトされたりした子ども達を思い出したんですね。ジャスティンみたいでしょ。特に、私は詮索好きの横眼から、悪いことは全て、赤ちゃんの頃に始まるものだと疑ってたんですよね。というのも、上手に歩くためには、中脳と脳幹が上手に調整されていなくてはなりませんからね。この部分は、ストレス反応を調整するのに欠かせない部位なんですよ。脳幹と中脳は、発達の極初期に発達する部位にありますから、この部位に悪影響がありますと、それは一歳までの間に悪いことがあったことになりますもんね。

 

 

 

 

 

 一歳になるまで赤ちゃんに対して、虐待があったり、忙しくてあまりカマッテやれなかったり、世話が、情愛のある関わりというよりも、機械相手の作業のようになったりするネグレクトがあったりすれば、脳が通常の発達ができません。恐ろしいでしょ。赤ちゃんとの関わりがあると、脳が真面に育たない、ということは、学校教育の中でも教えられませんから、多くの母親は、虐待やネグレクトに手を染めているのが、今のニッポンの、背筋も凍る現実です。

 

 

 

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