大人が責任ある態度がとれるのは、人は感情転移や投影と言う、赤ちゃんの頃の体験と激しい感情に囚われがちだということをハッキリ認識して初めてできる、という指摘は、きわめて実践的、かつ、重大な指摘です。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p95の、第1パラグラフの、下から9行目途中から。
私どもの言葉で申し上げれば、こういうことは、大人であれば、「ウソの」(あるいは、「準ずる」)「人を上下2つに分けるウソ」を克服しているはずだ、ということでしょう。これは、空想の上で人間を2つに分けて、他者に対する憎悪を、非常に道徳的に合理化して、他者に投影することです。このように「人間を上下2つに分けること」は、超自我がもたらす、最も残忍で、最も反動的なことです。そこでは、最も心の狭い、小さな組織を優先する意識、カーストのように社会階層にものづく仲間はずれ、さらには、民族主義的、人種差別的に他者を蔑んで自分を確かにさせようとする態度が生じますから、こういった心の態度はすべて、核の時代にある我々人類すべてを危うくするものだ、と認識すべきでしょう。
ここは極めて大事なところでしょ。狭い組織・狭い集団を優先する態度がいかに人類全体に対する犯罪的態度が分かりますからね。
その点、我がニッポン、「眼先の自分の利益のためには、市民やお客を騙しても仕方がない」という、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちから、東電・東芝・三井不動産レジデンシャル・東洋ゴム…(キリがありません)の狭い組織を最優先する態度のオンパレードは、極めて終末的です。
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