#関係に対する誠実さに鈍感な成功者たち #なんでそうなるのが判らない

 

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インターメッツォ：　エリクソンの叡智　：　心の地図の創り方

   日本の貧困の根本原因 　日本の貧困の根本原因は何でしょうか？　今晩は、これを考えてみたいと思います。　識者は、いろいろ言うかもしれません。貧困対策......

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　ヴァン・デ・コーク教授の 　The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma　『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ　：　脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか？』

　第１７章。「バラバラな自分をまとめる：決めるのは自分」です。p.294の，ブランクから。

 

 

 

 

 

　難民の子どもを解放する

 

　ピーターは，ガン医学・センターの名門でがん治療部門の経営していました。その病院は，ずっとわが国で最も良い病院の一つにずっと選ばれていました。ピーターは私の事務所に座っているとき，スカッシュでいつも鍛えているので，身体は引き締まり，その自信は傲慢の域に入っていました。この男性は，PTSDで苦しんでいる様子がないのは確かでした。ピーターの話によれば，奥さんが持つとピリピリせずに知られるように助けたい，ということでした。その奥さんの言い分は，ピーターがその無神経な行いと奥さんが呼ぶ行いを改めない限り，別れる，とピーターを脅していました。ピーターは，「うちの奥さんの受け止め方が歪んでるんです。だつて，僕は病気の人たちに親切ですから，何の問題もありませんから」と私に請け合いました。

 

 

 

 

 

　ピーターは，ナウエンさんがいうように，成功が目標の世の中にあって，典型的な「成功者」ですね。有名な病院を経営し，スカッシュで身体も鍛えている格好いい人物です。ご本人も，まんざらではないみたい。

　しかし，ナウエンさんが正確に指摘しているように，成功者は，人の痛みが分かりません。いわば，何重にも手袋をして触ったも相手の肌触りを行ってみろ，と言われている感じです。

　関係の質，もっと言えば，関係に対する誠実さ，という成功よりもにんげんにとって，遥かに大切な価値が，全く分からなくなってしまいます。