エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: πρωΐ ,プローイ 「朝に」

2017-03-25 04:17:57 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
気持ちは至る所に現れてますからね。
   不思議がり  オットーさんも素敵な詩人ですね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p101の第3パラグラフ3行目途......
 

 今宵の聖書の言葉は,πρωΐ ,プローイ 「朝に」です。

 朝に,と言う言葉は,新約聖書には,意外と少ないです。でも,キリスト教にとっては,とても大事な時なんです。なぜなら,キリスト教を広めた12使徒をイエス・キリストが選んだのが,まさに朝の話でしたから。

 『新約聖書』の3番目の「ルカによる福音書」の第6章に出てきます。

13朝になると、弟子たちを呼びよせ、その中から十二人を選んで使徒と名づけられた。

 朝は,夜が明けるときですよね。光が言葉にならない程美しい時です。1日の始まり。

 長い長い『旧約聖書』には,真ん中辺に,150編からなる詩集があります。「詩編」と呼ばれます。その「詩編」には,4か所「朝に」が出てくるところがあります。なんか共通するイメージがありますね。その一つ,4つ目の143編8節を取り上げましょう。『新共同訳』と呼ばれる,本屋さんで一般に売られている聖書からです。

 「朝にはどうか、聞かせてください/あなたの慈しみについて。あなたにわたしは依り頼みます。行くべき道を教えてください/あなたに、わたしの魂は憧れているのです。

 闇にいる時には,朝が来るとは思えない場合がありますね。

 でも,朝に,闇は終わりを告げることになっていますでしょ。

 それは,神様の慈しみ,心からの優しさに満ち溢れている時でしょ。

 かくして,朝に,私どもは,大文字の希望Hopeを新たにすることができます

 

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