私は詩人が大好き。マハトマ・まど・みちおさん、金子みすゞ、宮澤賢治、谷川俊太郎さん、ウィリアム・ブレーク、八木重吉、…。私は、エリック・エリクソンも詩人だと考える口です。桝本梅子先生の書で、宮澤賢治の詩「稲作挿話」の一節、「雲からも風からも / 透明な力が / その子どもにうつれ」のことばを、かれこれ20年くらい、部屋に飾っているくらいです。
詩人には、眼には見えない偉大な力があります。
それを、子どもにも、おとなにも、分かりやすく教えてくれている人に、レオ・レオニさんがいます。絵本『スイミー』で有名な、絵本作家であると同時に、グラフィック・デザイナーですね。もちろん、詩人でもあります。その絵本が『フリデリック』。
フレデリックは、「仕事」もしないで、冬が来る前に、光や色や言葉を集める、のねずみです。そして、冬が来ると、仲間ののねずみに、集めた光と色と言葉を、プレゼントします。そして、みんなが温かい気持ちになります。
あなたも、子どもさんに、ぜひ、『フレデリック』を読み聞かせてあげて下さいね。
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