エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「三高」でも、幸せにはなれません!改訂版

2015-01-14 12:16:42 | エーリッヒ・フロムの真まこと(の行い)

 

 自由恋愛は、人を大事にすることについて学ぶことに繋がらないことが多いらしい。

 p3の3行目からる

 

 

 

 

 

 この要素に一番近いものは、現代文化のもう1つの特徴的な性質です。私の文化全体は、モノを買う物欲、すなわち、お互いに良い買い物をすることに基づいています。現代人の幸せとは、ウィンドゥ・ショッピングのドキドキ感、現金でもカードローンでも買えるものはすべてを買う時のドキドキ感、からできてんですね。その人は男でも女でも、人を似たり寄ったりの見方で見るものですね。男にとって魅力的な女は、あるいは、女にとって魅力的な男は、みんなが欲しがる勲章です。「魅力的」とはつまり、人気市場で人気があり、求められる、一塊の性質なんですね。

 

 

 

 

 

 現代人が求めるパートナーは、モノ金と一緒。人も羨む異性です。日本でも「三高」、すなわち、高学歴、高身長、高収入、が、女にとって魅力的な男と言われた時期がありましたね。この三つ、人格と関係のあるものが何もない。ですから、「三高」の人と結婚しても、夫婦関係がうまくいくかはわかりません。

 残念!

 

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