エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: θέλημα セレーマ 「神様のみ心」 その歓び

2017-03-24 09:27:23 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
真実の泉 マイノリティに住みよい社会は、人類に住みよい社会
   恍惚としても安心できません  本物の安心は、どうやったら、手に入れることが出来るのでしょうね。 Young Man Luther 『青年ルター』の......
 

 今朝の聖書の言葉は,θέλημα セレーマ 「神様のみ心」です。人間の場合は,「意志」,「意図」,「望み」などの意味にもなります。

 この言葉は,「主の祈り」というキリスト者にとって,一番身近なお祈りの中に出てきます。『新約聖書』の最初にある「マタイによる福音書」の第6章に出てきます。

   主の祈り

 9それゆえあなた方は次のように祈りなさい。
  天にいますわれらの父上、
  あなたのみ名が聖められますように。
 10あなたのみ国が来ますように。
  あなたのみ心が行なわれますように、
  天のように地にもまた。

  …

 このみ心は,さらにさかのぼれば,ヘブライ語の「ラーツォーン」(רָצוֹן)に遡るそうです(http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%AB%E8%AA%9E%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%BE%A1%E5%BF%83%E3%80%8D(%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%B3)%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86)。

 簡単に言えば,このギリシア語の「セレーマ」,ヘブライ語の「ラーツォーン」は,「自分が損をしても関わる,陽気で楽しい関わり」,「その歓び」です。

 ですから,主の祈りは,

 天で,神様が自分から損して関わる,陽気で楽しい関わりをして下すって,「良かった良かった」と喜んでくださっている様に,この世の中でも,自分から損して関わる,陽気で楽しい関わりをして,「良かった良かった」と喜びを分かち合いますよ

 ということになりますね。

 

 

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