今朝の聖書の言葉は,永遠も意味するαἰών アンオーン。『新約聖書』の終わりの方に,ゴチャゴチャ短い手紙がありますが,その中の1つ,ペテロの手紙とされる「ペテロの第1の手紙」に出てきます。
「23あなた方が新たに生まれたのは、朽ちる種からでなく、朽ちぬ種から、すなわち神の生きた変わらぬことばによるのです。24「人はみな草のよう、その栄光はみな草の花のようである。草は枯れ、花は散る。25しかし主のことばはとこしえに残る」と(聖書に)あります。これこそあなた方に福音として伝えられたことばです。」
このとこしえと言われているのが,アイオーン αἰώνです。「とこしえに」となっていますから,原文はεἰς τὸν αἰῶνα エイス・トン・アイオーナです。
日本の時間にはじめも終わりもありませんから,「永遠に至るまで」,「とこしえに」と言われても,べつに,どうということもないのかもしれません。でも,ヘブライ・キリストの文化では,時間は,創造の初めと,終末の終わりがハッキリあります。人間でも,死が近いと解れば,真剣さが生まれやすいように,終わりのある時間を生きていることを意識できた方が本気になれますね。
神様の言葉は,必ず実現する「約束の言葉」ですから,その≪約束≫を本気で実現しよう,ということもできます。
私どもも,その≪約束≫に賭けて,本気で生きて生きたいものですね。
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