エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#腑に落ちて分かりたい

2021-04-09 07:41:43 | エリクソンの発達臨床心理
 
#一心同体  #一緒で安心

 #マジック #イメージの力 #EMDRに対する疑い #PTSDの治療法として認められている #真実は強い 聖書の言葉: πλησίον 隣人と一歩から   タ......
 

 

「発達トラウマ障害  Enpedia」
  ① EnpediaをGoogle検索
  ② 「Enpedia内の検索」で「発達トラウマ障害」を検索
 の二段階の検索が必要です。
 (Google検索では、「発達トラウマ障害」は検索しにくい操作【おそくら、内閣府情報調査室の仕業,です】が施されています)

 をご参照ください。

 Childhood and Society から。 p.78から、今日は第3パラグラフ、4行目から。

 

第2の舞台で,第2の生き方(分かって、飲み込むこと)が、最初の場で当たり前になります。このように舞台Ⅰから舞台Ⅱへの対角線上の前進は,上向きで、右(正しいこと)へと向かいます。ここで前進とは、子どもの生きる力が、2番目に心響く生き方に力を与えます。2番目に心響く生き方は,いのちが一巡する中では,人と関わる新しい生き方、取るのを身に着けることになります。新しい舞台は、新しい身体部位とその働きを始めるためにあるんではなく、ますます水入らずで、ますます2人がピッタリと、心響く生き方を身に着けるため、人との間におられるキリストを、聖書の神様が示すパラダイスを共に生きるため、にあります。

 

 でも、この心響く生き方を身に着ける前進が妨げられ、急かされ、立ち止まらされたりしたら、どうなるんでしょうか? 心響く生き方を身に着かない血迷いが、横の関係でも、縦の関係でも、心の地図にあります。横の関係の血迷いは(Ⅰ₁~Ⅰ₂)は、続きの舞台に急かせ過ぎることに応じています。赤ちゃんの口は、落ち着いて飲み込めず、きつく口を閉じてしまいます。縦の関係の血迷い(Ⅰ₁~Ⅱ₁)は、満足できるやり方にしがみ付くことに現れます。横の関係の血迷いは,結局、いつも「ケチな」やり方に囚われることになります、つまり、様々な身体の動かし方でも、最初のケチな快感に拘ります。縦の関係の囚われは,「欲しがる」生き方に囚われることになります。つまり、様々な身体の動かし方で、欲張りになるんです。ケチがいつも「欲し」がります,口も五感も欲しがるし、他の口も手も態度も欲しがります。この種のケチは、のちのち、あらゆる生活部面に沁み渡ります。

 しかし、この舞台では、一番心優しいところでも、赤ちゃんがトラウマを避けて通ることができません。第2の舞台は最難関なのは,赤ちゃんは幼すぎですし、この舞台の困難が多方面に渡るからです。歯が生えること…を腑に落ちて分かりたいという想いと力と呼んでいます。

 

 

 腑に落ちて分かりたいという想いが、人間らしさの元でしょうね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #創造の初め | トップ | #お勧め »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿