エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 第3の原理

2016-10-22 07:59:56 | 間奏曲

 

 

 
防衛機制も、お役所仕事になる時
   謙遜と客観性  自分を客観的に見ることは、非常に大事な視点ですが、それを実践するためには、大きなエネルギーが必要です。 p111第3パラグラフ。 ......
 

  Chilhood and Socirty から。p.36から。

 

 

 

 

 

 「役割」というものは、秩序を作り上げるという、第3の原理から生じたものですよね。すなわち、「役割」は、対人関係の原理から生まれるものです。人間は、いつでも、子宮の中でキックしたときから、最期のひと息の時まで、地理的な出来事も、歴史的な出来事も、筋が通ったものとして、仕分けるものです。これは家族のこと、これは階層のこと、これは地元のこと、これは国のこと、ってね。人間は、いつでも、1つの生き物、1つの自我、1人の社会のメンバーですから、3つのプロセスで、物事に秩序を作って生きています。身体は痛みや緊張に晒されますし、自我は不安に晒されますし、1人の社会の一員としては、自分の組織がパニックになれば、それに敏感にならずにはいられません。

 

 

 

 

 人間は、生物であり、心があるとともに、対人関係の中に生きています。対人関係、社会関係が第3の原理になります。

 

 

 

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