本物で、確かで、自由であること大事にしたい相手をみつけるのって、難しい 人気があって、色気があれば、それはちやほやされ易い。でもそれって一時の事じゃぁないですか?残るものって......
今宵は、Identity and the Life Cycleから。p.57,下から4行目途中-58.
何度でも取り上げたい、根源的信頼感です。
「信頼」と言う言葉で私が申し上げたいのは、他者に関しても、他者を程よく信頼しているねっ,っていうことですし、自分自身に関しても、単純に自分を信頼している,ってことです。「根源的」と言う言葉を言う時は、私が申し上げていることは、子どもの頃でも、大人になってからでも、意識の要素ではないのです。…「~の感性」という言葉を頼りにしてきました。「健康感」,「不調感」みたいに,このような「いろんな感性」は、表層にも内奥にも相渡り、意識にも無意識にも通じています。すなわち、そのような「いろいろな感性」は、(内省が育っていれば)内省に通じている,意識的な経験の仕方ですし,他者が観察できる,行動の仕方でもあり、心理検査や分析によって査定できる,無意識的な心の状態でもあるんです。今後議論を進めていく際には,この3つの次元を覚えていることが大切です。
根源的信頼感は、人格の中核をなすもので、しかも、表層にも内奥にも相渡り、意識にも無意識にも通じるものですね。「基本的」とやっては、軽すぎる訳ですね。私は宮田光雄先生の示唆に従って、「根源的信頼感」と翻訳しています。根源的信頼感は、一生涯にわたって、心の内奥から働きかけて、意識にも行動にもなる根源的な心の態度だからです。でも,それだけではありません。これは,神様を信頼する信頼,ピスティスと同じだから,根源的信頼感なんです。
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