エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

問題の2タイプ

2017-01-12 07:28:03 | 間奏曲

 

 

 

 
トラウマの薬物治療
   どこまでも大事なものとは? ガンディーの行動指針は、「人間らしい暮らし」を実現するものらしい。 p240最後の行から。     ...>続きを......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.155の第3パラグラフから。 

 

 

 

 

 

 シュモーは、いつも問題になる性格特性のタイプを2つ見つけました。1つは、緊張が高く、不安なサルです。このタイプのサルは、他のサルが遊んだり、探索行動をしている場合でも、ビクビクし、しり込みして、落ち込んだ気持ちになります。もう1つのタイプは、非常に攻撃的なサルです。このタイプのサルは、非常に厄介でして、仲間はずれにされたり、ぶちのめされたり、殺されたりする場合が多い。2つのタイプはいずれも、生物学的に仲間のサルと違ってしまいます。ストレス・ホルモン、セロトニンのような脳内の化学物質の代謝に異常があることが、生まれてすぐの数週間のあいだに見つかりましたし、その身体反応も行動も、大人になっても変わらないなことも分かりました。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のサブタイプと全く同じです。

 緊張が高く、不安なタイプは、抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)です。

 非常に攻撃的なタイプは、脱抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)です。

 そして、ニッポンの子ども等の2人に1人は、このいずれかのタイプです。多くは抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)です。

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