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日本は「誤訳の文化」だといったのが,大江健三郎さんです。
わたくしも以前は翻訳を読んでいましたし,今でも利用することもあります。基本的に「活字のマジック」で,活字になったものは,「それなりに正しい」と信じていたこともあります。
ところが,英文を読むことに慣れて,原著と翻訳を並行して読むようになって,大江健三郎さんが「誤訳の文化」と言ったのが,実に正鵠を射ていたことに,改めて思い至ったものです。
もちろん,中には,上遠(かみとお)恵子さん(レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』の翻訳家)や木鎌安雄神父様(『笑いの神学』を翻訳したカトリック神父)のような忠実で正確な翻訳者もいます。むしろ,そちらのほうが少数派な感じがします。なんでも本物は少数派なのかもしれません。一番ひどいと思ったのは,何といっても,自閉症のドナ・ウィリアムズさんのたくさんの本を新潮社から翻訳しているあの女性と,エリクソンのToys and Reasons と Insight and Responsibilityほかの翻訳をした旧帝大の人たちでしたね。ほとんど,翻訳は原著とは全くの別物 といっていい代物です。
いつものように,横道好きの私ですから,冒頭から暴走気味です。
その点,「誤訳の文化」と言った本家本元というべき,大江健三郎さんのお話を伺いまして,感動したことがあります。調べましたら,2004年の公演だそうですが,日本人間性心理学会の公演が,越谷の文教大学でありまして,私もその話を前から5~6番目の席で,伺いしまた。
大江健三郎さんは,エリック・エリクソンの話をされたんですね。英語とフランス語に不自由のない大江健三郎さんですから,エリック・エリクソンの著作も英語でよんでいます。でも,一応翻訳にも目を通したはずです。翻訳が正確でないことにも,講演の中で,触れていた記憶がありますから。
でも,今日はその話ではなくて,たしか,ルターの話をしたと思うのですが,エリクソンのYoung Man Lutherを正確にご紹介していて,感動した記憶がはっきりありました。私はそのとき,エリクソン研究者やエリクソンの翻訳者とは比べ物にならないほど,大江健三郎さんがエリクソンのことを正確に理解しているなぁと,強く感じたものでした。
現世考というよりも,思い出だったかもしれませんよ。
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