エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

不幸と悪意

2016-07-06 07:54:52 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 
本音を知らない私たち
  ルターの戦いは、私の言葉で申し上げれば、≪話し言葉≫が≪出来事≫と一致するようにする闘いです。それは今の日本ほど、難しい時代は、歴史上、そうそうないですね。その戦いの敵......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども、コナー君の乳母がどんな人か気になりますね。

 学校や児童施設や病院などで、税金でやってる「サービス」が、現実には、子どもの傷に塩を塗る虐待になっている、ということなんですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.136の最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 不幸なことに、ジェーンもマークも知らないところで、このいとこは他の仕事を見つけてたんですね、それも、住み込みの乳母をします、といった後でしたからね。もっとお金が欲しいから、そのいとこは、コナー赤ちゃんをホッタラカシにして、別の仕事をに出かけちゃう、とは、ジェーンにもマークにも一言も言いませんでした。この人は、自分の赤ちゃんに朝オッパイを上げて、仕事に出かけると、コナー君に昼ご飯を上げて、着替えを済ますと、ジェーンもマークも仕事から帰らない内に、サッサと家に帰ってしまいました。この人は、赤ちゃんが一人でいる時に、自分の赤ちゃんに汗疹ができたりはしないかしら、火事になったりしないかしら、などと言う心配していたんですが、自分のしていることが、いかに子どもを傷つけることなのか、心配一つしていなかったのでした。このいとこは、子どもの発達を、ジェーン以上に、無視していたんです。このいとこは、食べ物や水分、さっぱりした服や見守りと同じくらい、、赤ちゃんには温もりと眼差しが必要てことが全く分かっていなかったのでした。

 

 

 

 

 

  

  発達トラウマ障害(DTD)のまわりにいる子どもの近くに、発達トラウマ障害(DTD)のことをよく分かっている人がいない。不幸なことですが。特に日本では、発達トラウマ障害(DTD)の子どものまわりに、発達トラウマ障害(DTD)のことを分かっている人がいないことの方が、普通でしょう。児童精神科医でさえ、発達トラウマ障害(DTD)のことをよく知らない人が多いのですから。

 質が悪いのは、心を深く病んだ人が、悪意に満ちて、発達トラウマ障害(DTD)の子どもから、発達トラウマ障害(DTD)の専門家を引き離してしまうことですね。そんな信じられないことが、税金を使って、日本で行われているんですからね。

 ビョーキって、本当に恐ろしいし、おぞましいものでしょ。

 

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