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年寄りに住みよい社会、人類にとっても住みよい社会、人間らしい社会を作るには、それだけの時間と、何よりも叡智が必要です。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.116の、第2パラグラフから。
私の人生も、第8目の、そして、最後の舞台という呼び名間違いの領域に入ってきましたから、いつも私に突き付けられている、予期せぬ経験や観察について、あれこれと思案し始めました。この社会では、年寄りに対する普通の態度は、困ったなあ、という感じでしょう。歴史的な文書、人類学的な文書、宗教的な文書によれば、昔、長寿な年寄りたちは尊敬され、上がられさえしていたのに、今世紀の、年寄りたちに対する反応って、正反対なことが多いし、不満の言葉、嫌悪の言葉さえ、浴びせられますよね。手助けがある場合でも、助け過ぎになりがちです。
年寄りは、今の社会では、のけ者ですね。さっき、ブルース・ペリー教授の『犬』でも、今の社会について触れられてましたければも、目的と関係を見失ったのが今の社会の特色だとすれば、目的と関係の達人である年寄りが、蔑ろのされがちなことと関係がありますね。
今の社会の人々は、生きている目的と、生きている場の関係を見失っているからこそ、その2つに行き届いていることが年寄りが蔑ろのされるのでしょう。
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