エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : ≪本当の自分≫は必ず自己中心で 晴れ晴れ

2017-01-18 01:51:08 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
不安でたまらない現代人には、新しい祈りが必要です!
 20年前の1月17日 改訂版2015-01-17 14:21:41 | エリクソンの発達臨床心理  20年前の1月17日。読者の皆さんは、どこ......
 

 今宵は久しぶりに、The Galilean sayings and the sense of ” I ” 、「ガラテヤのイエス・キリストの言い伝えと(アイデンティティの元になる)≪本当の自分≫という感じ」から。
p.323.

 

 

 

 

 

 

 ≪本当の自分≫は、ひとりびとりが、コミュニケーションのできる体験世界の中で中心ですし、その中心にいることがあまりにもヌミノースであるために、イキイキとしてきますし、さらには、晴れ晴れとした生き方になるものです

 

 

 

 

 

 ここでヌミノースと言うのは、ドイツの哲学者オットーの著作『聖なるもの』(岩波文庫)にある言葉です。神様に出逢って、畏敬の念を抱いていると同時に、圧倒的な悦びを感じている感じ、それがヌミノースでしょうか。

 ですから、エリクソンが教えてくれているように、≪本当の自分≫は、それを生きる時に、どなたでも、自分が、出来事の中心でいると感じると同時に、それがあまりにももったいないと同時に土びあがるほどの悦びなので、イキイキとした生きる手応えを感じつつ、晴れ晴れと生きることができます

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