エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

日本の働くお母さんは、ジェーンのヒドイ従兄弟とだいたい同じ

2016-07-11 05:08:22 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 

 
人間の美点は普遍的
  いのち言葉は、≪見通し≫と≪出来事≫と結びついた≪話し言葉≫ですから、そのいのち言葉は最も優れて礼拝になる、とエリクソンは言います。その礼拝は、エリクソンによれば、個人......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども学校や児童施設や病院などで、税金でやってる「サービス」が、現実には、子どもの傷に塩を塗る虐待になっている、だけじゃありません。児童精神科医さえ、その大多数が、子どもの発達、発達トラウマ障害(DTD)を知らないんです。恐ろしいことですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.138から。

 

 

 

 

 

 しかし、とある日、コナー君が一歳半になった時、ジェーンが仕事を病気でお休みして帰宅しました。家は真っ暗でしたから、いとこの乳母は子どもを連れだしてくれたんだと思いました。ところが、ものすごい悪臭がコナー君の部屋からしたんです。ドアは半開きでしたから、中を覗いたんです。ジェーンは、コナー君が真っ暗なお部屋に一人ぼっちで座らされているのを見たんです。おもちゃも、音楽も、乳母も、サッパリしたオシメもなしです。ジェーンはゾッとしたんです。

 

 

 

 

 

 ジェーンの従兄弟は、なんてヒドイ人なんだろうと、思うでしょ。でも、日本の働くお母さんの多くも、このヒドイ従兄弟と同じです。

 

 

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