エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

虐待された娘たちの危うい人生,危うい生活の仕方

2017-03-03 07:28:40 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
今こそ必要な≪聴く力≫ 改善版
   「わが魂の指揮官」  「インビクタス-負けざる者たち-」。BSで放映されたので、久しぶりに見ました。マンデラ大統領のリーダーシップと「虹の国」づく......
 

   発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.165,第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 パットナムの研究によってもう1つ解かったのは,近親相姦が友達関係や子育てに悪影響を及ぼす,ということです。思春期になる以前,虐待されたことがない娘たちはいろんな女友達がいて,不思議な生き物,すなわち,男の子たちのことをあれやこれやと教えてくれる男友達がひとりいる,というのが普通です。虐待されて来なかった娘たちは思春期になれば,男の子たちとも関わりが次第に増えていくのが普通です。対照的に思春期になるまでは,虐待されてきた娘たちは,親しい男の子の友達も女の子の友達も,いないのが普通なのに,思春期になると,たくさんの厄介で,トラウマになりかねない関わりを男の子たちとすることが多いんです。

 

 

 

 

 

 虐待,性的虐待された娘たちが,いかに危うい人生,危うい生活の仕方をせざるを得ないか,ということです。そういう危うい娘たちが,実は,ケタ違いにたくさんいる,ということです。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現世考: 「アッキード事件... | トップ | インターメッツォ: エリク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿