本物のセラピストになるためには、「人間って、何者?」に応え得るだけの人生哲学が必要ですね。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p103の、第2パラグラフから。
根源的な精神分析の場についての、これまで申し上げてきた、結論のいくつかの言葉は、この文書の最初で申し上げたことと全く同じです。すなわち、いつものセラピーで、相対性の観点から、一番馴染のある言葉が、精神分析の創設者たちが理論上欠くことの出来なかった因果関係や数量の言葉よりも、精神分析のいろんな側面に、当てはまる、ってことが分かることですね。
臨床は、因果関係や数量も大事だけれども、意味や価値を問うことの方が、遥かに大事です。人生哲学が必要だということは、繰り返し申し上げてきましたよね。
でも、その人生哲学は、ヴィジョンの裏打ちがあって、初めて臨床場面でも力になるんですね。エリクソンは、最後にそのヴィジョンを明確にしてくれます。
また明日。
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