発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com 但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~
ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.305,第3パラグラフから。
今宵も, PBSP(Pesso Boyden System Psychomotor) psychomotor theraphy,ペッソ・ボイデン体感療法 https://pbsp.com/,のワークショップを,ヴァン・デ・コーク教授自身が行っている,フィリピン系アメリカ人で,明るい発達トラウマ障害の女性,マリアさんとのセッション。マリアさん,理想的なお母さんとのやり取りに,感謝感激です。今度は理想的なお父さんの登場です。
しばらくしてから,マリアさんの理想的なお父さんにご登場いただく時間です,と申し上げました。マリアさんが部屋をじっくりし見渡して,理想的なお父さんをイメージしている時,マリアさんの眼が喜びでキラリと光るのがハッキリわかりました。マリアさんは,ようやく,ダニーさんを選びました。私はダニーさんの台本を示しました。ダニーさんはマリアさんに優しく,「私はマリアさんの理想的な父親役をします。お父さんはマリアさんを心から大事に思い,大切にします。オッカナイ思いにさせることもありません」と言いました。マリアさんはダニーさんに「お隣の席に座ってください」と言ってから,ニッコリと笑って「私の素敵なお母さん,お父さん」と大きな声で言いました。私は「理想的なお父さんを見ている時のマリアさんは,嬉しそうですね。あなたを大事にしてくださって来たんですもの」と応じました。マリアさんは「なんて素敵なんでしょう」と叫ぶと,ダニーさんに抱き着きました。涙を流して,ダニーさんに微笑みました。「お父さんとの素敵な時間を思い出します。今みたいな感じです。お母さんにも隣に来てほしいです」。お父さんもお母さんも,優しく応えて,マリアさんを抱きしめました。私はしばらく席をはずしましたが,それは,マリアさんもご両親役の人たちも,この経験を心にしっかりと取り入れるためでした。
皮肉屋の人ですと,こんなメロドラマは茶番に過ぎない,と言いたくなる人もいるかもしれませんね。でも,これは,ペッソ・ボイデン体感療法の生活劇だけで起こることではないんです。ペッソ・ボイデン体感療法では,意識的に理想的なお父さん,お母さんを登場させますでしょ。理想的な両親の登場が,構造化されています。
ところが,別に理想的な両親など,理想的な「お話」を予め入れ込んでない,コラージュやプレイセラピーの中でも,発達トラウマ障害の子どもは,そのような理想的なお母さん,理想的なお父さん,理想的な食事場面,理想的な…を自主的に登場させんですね。
しかも,それだけじゃないんです。
この理想的な「お話」が登場すると,発達トラウマ障害体験に折り合いがついて,発達トラウマ障害の子どもが,「治癒」するのです。「理想的な『お話し』」は,発達トラウマ障害の子どもが『治った』目印です。
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