エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉 : Θεραπεύω セラペウオー

2017-01-01 09:27:39 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
けしからんことこの上なし の研究
   突き抜けた悦び  転移と逆転移の問題は、臨床の基本です。 p236の第3パラグラフ。   非常に広大で、難解な分野に入っていくのに必要な動機.........
 

 

 聖書の中に、Θεραπεύω セラペウオー、と言う言葉が出てきます。セラピーの語源になっている言葉です。意味は、1)奉仕する、仕える、2)治療する、手当てする、などの意味があるそうです。

 他方、以前ブログ「見る」力 : 聖書とサイコセラピーで、イエスの見る力には、人を癒す力があると申しました。見る力とは、この場合、見通す力であり、その見通しを現実にする力、実現する力がある、ということです。イエスが12人の弟子を召命したときのところを見ると、見る力には、物事を実現する力があることが解かります。

 セラピストにも、そんな力があると良いのですが、果たしてどうでしょうか?

 しかし、私は、セラピストにも、似たような「見る力」があるように思います。

 それは、こういうことです。すなわち、セラピストが、クライアントの心の世界に、子どもの立場に近づき、そのクライアントの心の世界、子どもの立場から、「共に見る」時、相手のクライアントが、相手の子どもが、自分自身で立ち上がるのではないか、と私は考えますね。

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