本日はW124 CE3.4-AMG君の電動補助ファン不動修理です。。。
先ずはファンリレーを直結しても低速、高速共に不動。。。
ファンコネクターにDC12Vを印加してあげると全開で回転。。。
よくあるのはファンレジスターの断線だが今回は低速側のみならず高速もリレーが動作しようが何だろうが動作せず。。。
取り敢えず左側ヘッドライトを外してレジスター付近を露出させて導通を測ろうかと。。。
ヘッドライトが外れてファンレジスター出力側のハーネスをリリースして見て納得。。。
ちょっと拡大。。。
ラグ端子後方から1.5cm位のトコで絶縁被膜が切れて芯線が何やら凄いコトになっとる❗️
更に風化した被膜を剥がして行くと電線同士がよじって接続されていた。。。😡
この端子部分は電動補助ファンの電源であって大きな電流が流れる箇所ですねん。。。
万が一接触不良が発生すれば電線同士の接触部分で過熱を起こして最悪は車両火災ですねん。。。
処置としてはこの線を結目より後ろでぶった切って、高速側リレーとファン行き+極の線の皮を剥いて極太のシリコン線に「高熱半田付け」を施工し、シリコン絶縁チューブで養生。
ファンレジスターへの接続端子を新たに圧着して更に高熱半田揚げ加工を施して端子の根元をシリコン絶縁チューブで養生。。。
コレで動作試験の結果良好。。。
で、、、外した旧い端子。。。
輪になって車台側の線と結んであったが故に酸化して接触不良。。。
巻いてあったテープが溶けていた。。。燃えるぞ❗️マジで‼️😱
どうやらこの仕事、、、W124やW126などの旧車レストア専門店を謳うショップの仕事らしいがコレは最悪‼️😡
恐らく、旧いファンレジスターとの接続部分が赤錆全開になって回せなくなったモンだから配線をぶった切って部品取りの廃車から比較的錆びてないラグ端子線をぶった切って来て結んでテープで巻いて「マイスターの技術仕事」とでも謳ってたんやろな。。。
芯線のよじり接続は芯線同士の酸化のリスクを早め、接触不良を起こし易くします。
接続でよじったら必ず高熱半田揚げ加工を要します。
養生も高温、高熱の環境に曝される接続部分にビニールテープは御法度です❗️
流石❗️馬鹿ばっかの車屋のお仕事ですね。。。小学生のガキの夏休みの工作レベルにも達していないところが御立派‼️
とても電気配線を理解している者の仕事じゃねーわなwww....
余談ですが、、、このお車、先日ウチでメーターのO/Hを施工致しましたけど。。。
水温計、燃料計、油圧計のユニットに意味不明なリード線が半田付けしてあったし。。。
恐らく燃料計の指針振れを治したかったんだろうけど原因は其処じゃねーし。。。(笑)
作業者は恐らくメーターの動作原理も全く理解していないド素人❓❓
結局、ウチでキッチリと完治させて戴きました‼️
「レストア専門❗️旧車のメーターや電装系統修理もお任せ下さい❗️」と謳って裏じゃあこんな具合の商売が蔓延っている訳ね。。。
恐ろしや。恐ろしや。。。😱