先日A/Cコンプレッサーのクラッチ制御不良で入庫していたW124 500E君。。。
今度は何かの拍子でA/Cコンプレッサーの電磁クラッチが切れて、、、そのまま繋がらない時も有れば、、、突然電磁クラッチが繋がってくれたり。。。
エンジンを一旦停止して再始動してもA/Cコンプレッサーの電磁クラッチが繋がらなかったり。。。
果ては走行中に突然電磁クラッチが切れて、何かの拍子で繋がったり。。。
何か昭和のブラウン管TV📺が映らなくなったら斜め45°で叩けばヨイ的な故障に取り憑かれた気がする。。。😱
エアコンのシステムを構成している制御モジュール(GMモジュール、A/Cクライメートパネル)は一通り再生済みだし、冷媒システムにも再び冷媒漏れは見られず冷媒圧力には問題無し。。。
診断機でGMモジュールのフォルトコードを拾ってみると『A/Cコンプレッサーガブロックサレテイル』。。。
このエラーってGMモジュール或はA/Cコンプレッサーの回転センサー不良時にメモリーされがちなフォルトコードなんやけど。。。
GMモジュールは他の業者で新品で二回交換しているけど状態変わらず。。。
A/CコンプレッサーもAssyで二回交換済み。。。
ってコトは『A/Cコンプレッサーガブロックサレテイル』に該当する大物物体はシロと思われる。
と、、、言う事はA/Cコンプレッサーを制御しているコンプレッサーの回転センサーとクラッチの信号の伝達が怪しいと言う事になる。。。
で、、、車台を上げてA/Cコンプレッサーの回転センサー部分に挿さる三極カプラーを外す。。。
500Eで多いのはA/Cコンプレッサー上のパワステフルードタンクからフルード漏れを起こしてA/Cコンプレッサーに挿さる三極カプラー内にフルードが浸入して端子に接続されるリード線がグシュグシュになってリード線同士がショートするだとか、熱害でリード線の被覆が割れてリード線同士のショート或は断線ってのも多い。。。
で、、、エンジンブロック横を這っている当該の硬くなったハーネス部分をカットして摘出。。。
a/Cコンプレッサー側のカプラーを見ると。。。
3番のブルーのライン。。。A/Cコンプレッサーの電磁クラッチのプラス+12V電源ラインのリード線の被覆が硬化してズタズタ。。。カプラーケースの中で半田が腐食してリード線が遊んでた。。。
1番と2番の回転センサーラインは端子との接続は未だしっかりしていたけどハーネスは硬化しきっていて強引に曲げるとポキンと逝くモードだった。。。
カプラーケースの内部はパワステフルードの浸入でデロデロ。。。
と、まあ原因がハッキリしたところでハーネスの更新作業だが、、、
このハーネスにあってはコンプレッサーの+12V電源ラインに分岐端子で何か素人配線の痕跡があったり、ハーネスラインをギボシ端子で繋いであったりと何やら意味不明な加工の痕跡が見られた。。。
と、、、言う訳で今宵は当該のハーネスの更新作業。。。