先日のメーターリメイク&O/H作業の続き。。。
水温計、燃料計、油圧計のコンビネーションユニットを分解O/H。。。
兎角このモデルのメーターは色々と不具合を抱えたモノも多くて中には既にメーターのお役が全く成立していないタマも実際に多いですわ。。。😩
兎に角多いのが基盤の酸化による接触不良。。。
燃料計が燃料残量も無いのに満タン振り切り〜。。。そして変な位置でメーター針が止まって、、、ダッシュボードを叩くと大体の目盛りで針が止まったり。。。
水温計がいきなり水温120℃ブッチギリ〜。。。
ダッシュボードを叩いたら90℃に下がったり。。。
油圧計がエンジン始動状態でゼロかブッチギリを示す。。。
ブッチギリキープだと多くは油圧センサー側の問題だったりするが、ゼロ位置キープはメーターの問題な場合も多い。。。
ダッシュボードを叩いたら一旦正常っぽくなる様だとかなりの確率でメーター側の問題が多いですな。。。🤔
後はウインカー作動時のラッチ音がしなくなっただとか、、、
室内イルミネーションの照度調整ボリウムを回したら暗黒の闇になっただとか、、、
まあ、そもそもが30年選手の毒車なので計器類だって劣化故障して来ますがね。。。
で、、、O/Hスタート。。。
先ずはメーター針を抜いて文字盤を外して全て分解。。。
接触不良箇所を抜かりなく全てシコシコと研磨。。。
メーター基盤背面のアース接触プレートもしっかり磨きます。
コイルのアース部分も徹底的に磨きます。
燃料計のゲージ信号調整ボリウムも洗浄剤で洗浄。。。
燃料計のゲージ信号調整ボリウムも洗浄剤で洗浄。。。
基盤上の電解コンデンサーはマストで交換。
ウインカー作動時のラッチ音を出すリレー入力のダイオードも劣化破損し易いので同時交換です。。。
後は劣化したハンダの除去と車載向けハンダへの打ち替え。。。
最後にアース接触不良部分の修復を加えてメーターコイルを復帰させます。
メーター文字盤の基台を装着して文字盤を載せます。
警告灯類の電球の清掃と劣化チェックの上、黒くなった球はマストで交換です。
お次はタコメーター&時計ユニットのO/Hです。。。
時計ユニットを摘出してタコメーター基盤を脱着します。。。
この個体はタコメーターのリターンスプリングがヘタってましたので現品調整です。
時計ユニットの電解コンデンサーは破裂して御臨終後既に数年が経過しているかと。。。
底が抜けてました。。。
時計ユニットの基盤清掃の上復帰させてユニットの組立作業です。。。
続いて照度調整ボリウム(レオスタッド)のO/Hです。。。
スライド接点が見事に酸化してますね。。。
コレが室内イルミネーションの点灯不良の第一原因になります。
今回は超微粒子の研磨剤でシコシコと研磨。。。
本体側のスライドコイル抵抗も洗浄剤で洗浄して酸化取り。。。
中心のメッキ接点も炭化が始まっていたのでシコシコと研磨。。。
して、、、本体を組み立てて過電流時の溶断点になる半田接合部分の半田も酸化していきなり切れる事が多いのでハンダの打ち替え。。。
続きまして外気温度計の点検O/H。。。
特に大きな異常は見られませんでしたけど基盤上の電解コンデンサーだけは怖いのでマストで交換。。。
多くは電解コンデンサーのパンクによって液体が基盤に浸潤し基盤パターンを腐食させて断裂させてしまいます。最悪は電解コンデンサーの液体の浸潤が進むと基盤上のICまでもを腐らせて修復不能に陥ります。。。
外気温度計の外気温表示が出たり出なかったり、、、若しくは表示されなくなったら早い時期に修復作業を受ければ殆どは復活しますが、修理代にビビって長期に放置した場合には修復不能に陥っている場合が多いです。。。
ヤフオクとかで中古品を買っても所詮中古は中古❗️
購入時は実働品でも結局は短期間で再びトラブるケースが多いですね。🤣🤣🤣
さて、本日の本題。。。
メータークラスターケースが塗装から上がって来たのでクラスターケースの組立とシールドの接着。。。
ウインカー表示のグリーンフィルムを挿入して。。。
警告灯の表示フィルムをセット。。。
メーター照明の導光板をセットして接着剤を流し込んで固定。。。
クラスターシールドをクラスターケースと合わせながら接着。。。
コレ、とっても神経使います。。。😱
最後にトリップメーターのリセットノブを挿入してクラスターケースの組立は完了。。。
次に計器類をセットして行きます。。。
計器類が装着されて取り敢えずメーターAssyの組立は完了。
後はクラスター各部に使用した接着剤の完全乾燥まで放置プレイ。。。
本日はココまで。。。
To Be Continued………