今回はW124 500EのE-GASモジュールとASR/ABSモジュールのリペア。。。
モジュール単品での御依頼なので事前に診断機のエラーコードの内容を把握した上での修復作業。。。
先ずはE-GASモジュール。。。
分解してケースから基盤を分離した後に目視点検。。。
半田接続部分の要半田打ち替え箇所も有りますな。。。
EFPのアイドルコントロール回路上のタンタルコンデンサーが御約束の様に風化してますな。。。
電源回路の修復に着手。液漏れして風化した電解コンデンサーを全て摘出。。。
サーキットパターン上に浸潤した電解コンデンサーの液の痕跡をチェック。
浸潤によって腐食している部分を補修。。。
基盤の補修後に車載規格の電解コンデンサーを搭載。
タンタルコンデンサーはチップ化。
EFPコントロールのタンタルコンデンサーもチップ化。
要半田打ち替え箇所の半田の打ち替え。。。実に地道な作業。。。(笑)
ダイキャストケースに合体させて組立て完成。。。
続いてASR/ABSモジュール。。。
流石は安全装置の要だけあってコストの掛かった設計ですな。。。
電解コンデンサーも当時モノとしてはコストの掛かった品種を採用して他のモジュールとは比較にならないコストの掛け方をしていますわ。。。
で、、、その電解コンデンサーも。。。
風化しきっていてアシが抜け落ちました〜。。。😅
電解コンデンサーの液漏れ浸潤対策もしっかりしているので浸潤箇所も最小限で済みました。
コレにてケースに復帰させて完成です。。。
以上の二種のモジュールの劣化具合からLHモジュールもGMモジュールも相当劣化していると想像出来ますが今回はお見送りだそうです。。。
スロットルコントロールを担っているE-GASモジュールがシャキッとしたら劣化してボケたLHモジュールとの通信が噛み合わず、、、不具合が出そうやな。。。😣