KEジェトロ車のエアフローメーター修理で肉球が疲労中の寅🐯です。。。🤣
多くは温間時スタート時のクランキングが妙に長い時があるから始まって、、、
アイドル不安定。アイドル時の微妙なハンチングから始まり大幅なハンチング。。。
アイドル回転の低下によってそのままエンスト。。。
冷間時スタートのアイドルアップもしない時もありますな。。。
コレはポテンションメーター不良に限っての事象じゃ無いのでポテンションメーターを疑う症状の一つでもありますけどね。。。
ポテンションメーターの交換はポテンションメーターの出力値が判断基準であり、新品のポテンションメーターを装着してからの基本調整に机上調整が必要になるので基本的にエアフロユニット脱着となります。
分解前に安定化電源からポテンションメーターに基準電圧を入力してエアフロバルブの進角の変化によってポテンションメーターの出力数値の変移を確認するが、ココで変移値にブレが生じているとポテンションメーター不良と言う判断になる。。。
変移値にブレが生じる原因はコレや‼️(2枚目画像のスライド抵抗部分の真ん中より下の削れ部分)
大体、アイドル回転時の躍動子の接触位置でスライド抵抗基盤側の面を削って剥離してしまって躍動子接点部分の導通不良となってある回転幅でのみ信号無出力状態となってKEモジュール側でエラーとなるって訳です。
エラーとなるとその時のスロットル開度が判断出来ないのだから予めKEモジュールのROMに設定された吸入エアの適正量も比較計量出来ないが故にEHAによる電気的燃料噴射補正のデータも決定出来ず、EHAは実に不安定な動作を繰り返す事となる。
この部分の磨耗や削れの多くは経年劣化で始まっている事も多く走行距離とは余り関係無く発生していますな。。。
因みにポテンションメーターは¥安い社外品が多く巷に出回っていますが興味本位に色々と買って試験してみましたが全て予選落ち〜。。。
スライド抵抗値が滅茶苦茶なのもあれば、スロットルをハーフ位置でパーシャル(一定)固定にも関わらず出力電圧振れを起こしたりと『不良品』何て甘い表現じゃないかと言える位のお粗末さ。。。
純正OEMのBOSCH製と比較したら明らかに外見だけコピーした偽物と言う表現が正しいかも。。。
BOSCH品ならば何ら問題は無く交換調整作業が行えますが偽物は調整範囲もパラメータ設定も滅茶苦茶なポジションで永遠にセッティングが決まらないのでこの部分をラフにしちまうとエンジン不調の原因になります。
実際にポテンションメーターを持込みで交換調整の要請がありましたが偽物の持込みと言う事だったので上記の様な理由でお断り申し上げました。
¥安いパーツに手出しすると高額なコストが更に上乗せになると言う一事例のお話でした。。。