以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

壊れたら大変!

2014-07-04 16:25:01 | 日記
W124 300E-24Vとかに採用されているMASコントロールユニット。。。

中にはフューエルポンプリレーも内蔵されていて、、、

一番最初にある故障の可能性はフューエルポンプリレーのトラブルによるエンスト。。。

更にこのMASユニット。。。

エアコンのコンプレッサーのコントロールや、ヒーターバルブ、熱水循環ポンプのコントロールにも絡んでます。。。

故に壊れるとエアコン関係に重大な支障を来たしますから恐ろしい。。。

因みにこのMASユニットの新品。。。
まだ在庫はあるみたいですが二、三年前で七万円台のプライスタグがついてた様な記憶が。。。

エアコンを入れてもコンプレッサーが入らないだとか、、、
エアコン入れてたら突然、コンプレッサーが切れただとか、、、

修理すれば大体は治ります。。。

ただ、、、この時代のメルセデスのエアコンコントロールの制御について理解していないと回路構成から故障原因が追えませんので深みに嵌る事でしょう。。。
(笑)

更には、、、MASユニットの初期品番のモデルですと既に手に入らない要交換電子部品が沢山ありまして、互換部品を探すノウハウ無しにはかなり地獄を見るかと。。。(爆)

更に言えば、、、よくある電解コンデンサーだけ交換して、あ~ら不思議と容易く治る様な代物ではないので舐めてかからないのが無難ですな。。。

経年劣化故障をしたMASユニットを完治させるノウハウを有する技術屋にかかったらW124 500E等のGMモジュールによるエアコンコントロール不良も完治させちゃいますよ。
理屈は同じ話で、GMモジュールの方がナンボか壊れ方も可愛いモンですからね。

電気は目に見えませんから、回路の構成を把握し、論理回路の判定を行い頭の中で負荷に対する電流の流れや逆電流による影響、ダイオードの品種、設計時の適用理由を解析しながらトラブルを追うセンスが重要です。

単に経年劣化した電解コンデンサーが基盤の故障原因では無く、基盤の性能低下、、、つまり新品設計時の性能からスペック的に下がってしまった原因と理解すれば宜しいかと。。。

故に、電解コンデンサー交換は旧い基盤修理では最低限、大原則で本来の故障の大元凶を突き止めて、原因を処置するのが本来のユニット修理と言うことになります。

ユニットの故障対策は各業者さん各々で個別のノウハウがあるかと思いますが、ユニット修理は何処でも一緒じゃないので、得意不得意や経験値の当たり外れ?と言うモノに遭遇してしまう何て話もあるかもですね。。。

とことんお付き合い下さる業者さんと仲良くして下さいませ~。。。

まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦。。。(p_-)


ウチは日々探求、日々学習。。。


最新の画像もっと見る