以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

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毒車にHID化をする場合にはですね。。。

2014-10-15 20:49:44 | 日記
最近よく聞くのがW124とかW126辺りの毒車でHID化した後の不点灯トラブルですね。。。

やたらに格安大陸製HID-Kitは論外ですが、、、

ソコソコのブランド名で流通しているモノであっても不点灯トラブルが発覚しています。。。

で、、、調査してみると車台側の電源供給の問題であったり、、、

アースの問題であったりするケースが実に多いですね。。。

車が旧いので、バッテリー電源を運ぶハーネスやスティックヒューズが抵抗になり、HID起動時の必要電力が得られずに不点灯になっているケースも多いです。

又、HID化した際にアースを接続したポイントの酸化が原因になって点灯不良を起こす場合もございますね。。。

しかしながら、、、HID-KitでH4のLo/Hi切替仕様のモノで片側不点灯だのLo/Hi切替不良の症状はリレー切替方式を採用しているタイプのリレートラブルがメチャクチャ多いですね~!

大抵はリレー自体が大陸製で、、、
リレー接点と駆動コイルにおけるサージ電流対策がされておらず。。。

リレーのコイルが飛ぶか、接点がお釈迦になるか。。。

しかも、大抵のメーカーはリレーのみのアフターパーツは販売しておらず、、、

結局、、、Kit丸ごと交換に。。。

HIDのインバーターやイグナイター、バーナーは最近では超格安怪奇な商品を除いてはトラブル頻度も下がり、、、

リレートラブルが原因の大多数を占めてますな。。。

HID-Kitに数万円かけたのであれば、、、装着後たかだか一年位で単にリレーが原因で全部交換は悔しいと言うユーザーさんも居ます。。。

で、、、ウチでは新品時からリレー自体の故障対策としてチャチな大陸製リレーを無接点モジュール化して組み替える方法をお奨めしてます。。。

又は、リレーレスKitで無接点モジュールコントロールを行い常に安定した電力供給を行う方式にてコンプリートさせてます。

何処かの某HIDメーカーの様に、急に儲けに走り品質低下で不良が相次ぎ市場で悪評が酷くなった挙句に失敗!
他メーカーと合併してまた製品を出してますが、結局は大陸製のチャチな格安リレーをダブル装着したH4 Hi/Lo切替仕様のKitで何の進歩も無く、、、ウチではその製品の単純装着はお奨め致しておりません。。。技術力が無いのか、単に儲けだけで粗悪品になりかねない製品を大陸で生産させているのか??

Kit専用ハーネスとリレーは保証対象外の製品で。。。

やっぱり怖いね。。。


リレーは装着すればイイってもんじゃなく、リレースイッチングにおける電気的影響も考慮した上で対策措置がマストな条件であります。

HIDはインバーターによる直流→交流変換や電圧の昇圧などと言ったシステムを持ち、単純に電球のフィラメントを光らせるハロゲンの様なシステムとは内容が異なります。。。

電源の断続一つでもシステム全体に影響が発生する可能性を持ち、対策が強いられるシステムです。

勿論、毒車にはそんなシステムを装着する予定で設計されてませんので、、、

HIDには必要な対策措置が要求されますよ。当然に。。。

特にW124等は、殊更にHIDの装着は考えられてはいない設計なので慎重になるべきかと考えますね。。。

①電源は新設。

②H4切替リレーは改良。

③アースポイントはじっくり検討。

故障対策に最低限必要な項目だと考えます。。。_φ( ̄ー ̄ )



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